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2014-06-12 23:59 | カテゴリ:未分類
現在、日本をはじめ海外の多くの航空会社に導入されている、ボーイング777型機。
このボーイング777が初飛行に成功してから、今日で20年を迎えました。

1980年代、マクドネル・ダグラスMD-11型機やエアバスA330、A340といった300席クラスの旅客機がラインナップがボーイングにはありませんでした。そこで1986年冬に、ボーイングは250席クラスのボーイング767-300型機と400席クラスのボーイング747-400型機の中間サイズとなる航空機のマーケット調査を始めました。1989年冬にボーイング767-X(767-Xは777開発当時の名称)を提案し、1990年10月にユナイテッド航空が34機確定発注、12月には全日空が15機確定発注し、ボーイング777の開発が正式に始まりました。

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Photo:ユナイテッド航空のB777-200ER型機

ボーイング777型機は機体の設計から製造、アビオニクスなどに革新的な新技術がたくさん導入されました。
機体の設計は、すべてコンピューター上で行われ、現在では自動車や機械設計で一般的になった3次元CADシステム「CATIA(キャティア)」 をつかって世界各地の生産拠点で同時並行で開発が進められ、コンピューターの中に作られた仮想の「777」を使って様々な試験が行われました。

ボーイング777ではボーイングの旅客機としては初めて、操縦系統に「フライ・バイ・ワイヤ」が採用されました。
従来の航空機では、操縦系統は機械的なリンクによって制御されていましたが、このフライ・バイ・ワイヤでは、パイロットの操作は電気信号に変換され、飛行を制御するコンピューターを介して油圧や電動の駆動装置に伝えられます。そのため、機械部品が減るので機体の重量が軽減につながり、コンピュータを介在することにより、操縦に対するパイロットの負担が減少したり、燃費や機動性などの向上につながりました。

また、ユーザーである航空会社が機体の設計について意見を出しあう「ワーキング・トゥギャザー」が確立され、ローンチカスタマー(最初の発注者)であるユナイテッド航空は、冬に手袋をつけたまま点検用のアクセスドアを開閉できる機構を提案提案し、2番目に発注した全日空は、ラバトリーの便器の蓋がバタンと音を立てないように、蓋がゆっくり閉まるような機構を提案して、どちらも採用されています。

このような様々な新技術を導入されたボーイング777は、2011年11月に通算1000機目となる機体がロールアウト。まさに、ボーイングのベストセラー機となりました。

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Photo:JAL、ANA、JASのボーイング777-200型機(福岡空港にて)

日本ではJAL、ANA、JAS(当時)の3社がボーイング777を導入。当時の大手3社が同じ機材を導入したのは、ジェット旅客機創成期に導入されたボーイング727以来のことでした。
現在国内のエアラインでは、JALが46機、ANAが44機の計90機のボーイング777が運用されています。

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Photo:JALのボーイング777-300ER型機

ボーイング777シリーズは現在、-200ER、-300ER型機が生産されており、2013年11月には次世代型のボーイング777-8X、-9Xの開発が発表されました。ボーイング777Xは、すでに全世界から史上最多となる259機の発注を獲得し、今年3月末には全日空が日本で初めて777-9Xを20機発注しました。
これからも、世界のエアラインの主力機材として世界中を飛び続ける機体となるでしょう。
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